MATCHA Cafe MAIKO の抹茶は、日本緑茶発祥の地として知られる京都・宇治田原の老舗「播磨園」で栽培された最高級抹茶を使用しています。
宇治田原とは、滋賀県との県境にあたる京都府の東南部にある「綴喜郡宇治田原町(うじたわらちょう)」の事をさします。この地は石灰岩の地盤でカルシウムが多く含まれている上に水はけが良く、朝晩の温暖差が大きいため、気候的にもお茶の栽培に適しており、非常に質の高いお茶が製造出来る地として知られています。
また、緑茶の発祥の地としても知られ、1189年に明菴栄西禅師が宋(中国)より帰国した際に、お茶の種子を持ち帰り、京都栂尾の明恵上人にお茶の種子を贈り、その弟子から宇治田原の奇代坊・光賢の手に渡り、鷲峰山麓の大福谷で栽培が始まりました。江戸時代には、朝廷や幕府への高級茶の献上のために、江戸までのお茶の運搬を「お茶壺道中」として制度化し、宇治の茶師たちはこのお茶壺道中の担い手として200年以上支え続けました。
1738年に、宇治田原の永谷宗圓が茶葉を蒸してから揉む画期的な「青製煎茶法」を考案。これが現在の緑色の煎茶の始まりとされています。
宇治茶とは、「宇治市で産出される日本緑茶の最高級ブランド」とのイメージを殆どの方がお持ちですが、実際は「京都・滋賀・奈良・三重のいずれかの産地の茶葉を京都府内で仕上げたもの」という定義があり、宇治以外で作られたものやブレンド品が多く出回っているのが現状です。
老舗「播磨園」栽培の宇治茶は、宇治の自然の恵みを活かし、職人が伝統的な製法で仕上げているため、国内のみならず海外においても非常に高い評価を受けており、体に優しく、安全で安心の宇治茶を責任を持って皆様のお手元にお届けしています。
伝統の宇治茶の製造法は、「浅蒸し」と呼ばれ、お茶を煎出する時の色合いは、山吹色で透明度が高く、薄味でありながらコクがあり、のどを通るとお茶のうまみと甘みが広がり、爽やかな香りを楽しむことが出来ます。これを「のどごしの良いお茶」と呼びます。
「播磨園」の抹茶は京都府の自園茶畑で、丹念に栽培され生産された「碾茶」を、じっくり時間をかけて挽いて作られています。
碾茶とは、抹茶の原料となる茶葉で、4月初旬~5月に茶畑に新芽が萌え出すころ、日々強くなる陽射しと遅霜から新芽を守るため、覆いをかぶせて育てます。葉を厚くするための栄養分が枝が成長するのに使われるため、葉はより薄く柔らかくなり、渋みの成分(タンニン)が少なく、旨み成分(テアニン)の多い、抹茶に適した茶葉へと成長します。
一番良い瞬間を逃さず摘んだ若芽の一番茶葉だけを厳選して摘み取り、茶葉を蒸し専用の炉でじっくり乾燥させたものが碾茶の荒茶です。
さらに茎や葉脈などを取り除き、約5mm角に切断した葉だけを石臼でゆっくり丁寧に挽いて微粉末状に仕上げたものが宇治抹茶となります。変色しないよう、熱を加えずに丁寧に石臼で挽いて作るため、1時間に挽ける量はわずかに数十グラム。このように大変な手間と時間がかかるため、抹茶は高級で希少なものなのです。
「播磨園」の美しく色鮮やかで泡立ちの良い抹茶は、茶道の御薄茶として、また簡単に混ぜて飲むもよし、クッキーやケーキなどのスイーツにも好相性。
また、美容や健康を目的とした健康食品の需要の高まりのあるEUのお客様からも大変好評を頂いています。
ホノルル本店は播磨園の抹茶を使用しておりますが、その他の店舗につきましては播磨園以外の抹茶を使用している場合もございます。予めご了承ください。