
おいしい日本茶を飲むためには水選びが鍵を握ります。
せっかく選んだおいしいお茶。水が違えばお茶の味も変わってきますので、そのお茶に適したおいしい水で飲みましょう。
日本茶は水の中に含まれているマグネシウムイオン、カルシウムイオンなどの含有量を示す「硬度」が100mg/L以下の軟水で淹れると良いと言われています。
日本茶に理想的な軟水の硬度は30〜80mg/Lくらいと言われ、日本の水道水もこの中に入っています。しかしカルキ抜きが必要なので、こだわり派の方には日本のミネラルウォーターがおすすめ。
また、phの数値も日本茶に適しているのは7〜8と言われています。ph8を越すとお茶を淹れた時の水色が濃い緑色に、ph6.5以下になると薄くなります。
ミネラルウォーターで日本茶を淹れる場合には、表示の硬度とphの数値に気をつけて下さいね。
活性炭入りの浄水器を使うと簡単ですし、4〜5時間くみ置きしておいてもカルキ臭は抜けますが、さらに気になるときはお湯を沸かす際にやかんのふたを取って3分程度沸騰させてから適温に冷まして使うのがおすすめです。
お湯を沸かすやかんの材質によっても差が見られ、アルマイトやステンレス製のよく使い込んである物でも十分ですが、やはり鉄瓶が一番。
どうしても抜けにくい場合は、緑茶の粉をひとつかみ入れたり、レモン汁を1滴たらしたりという方法もあります。