
覚えておきたい茶道の道具。
茶碗と茶筅があれば抹茶を簡単に飲むことは出来ますが、一席を設けてお客様をおもてなしする茶道となるとさまざまな道具が必要になります。
たくさんある茶道の道具の中から一部ご紹介します。
これから茶道を始める方やお客様としてお茶会に呼ばれた際に用意しておきたい道具です。
茶道用の小さい扇子は綴じた状態で使います。
他との境目をつくって謙虚さを示すために膝の前に置き、挨拶の時などお茶会ではお客様のみが使用しますが、暑いからとこの扇子であおぐのは御法度です。
「懐紙」は茶菓子を取り分けたり、お手前中に手を清めたりする紙です。
白地の束を懐紙入れといわれる布製のケースに入れて懐にいれておきます。
「菓子切り」は茶菓子をいただく時に使う楊枝です。
茶席にもって入れる布製のバッグです。懐紙や帛紗、貴重品やハンカチを入れます。
濃茶を頂いた後に茶碗の飲み口を拭き取るための物で、小茶巾入れに入れて持ち込みます。
裏千家・表千家・武者小路千家、男性女性用で色の違う帛紗は、茶器や茶杓を清めるための絹製の布です。
抹茶の薄茶を入れておく容器。漆塗りの木の実の棗に似たものを棗(なつめ)と呼びます。
抹茶の濃茶を入れる陶器です。布製の袋・仕覆(しふく)を着せます。
棗や茶入れから抹茶をすくうための道具です。茶道具の中でも重んじられる道具の一つ。
お茶を飲むための陶磁器。薄茶はどのようなお茶碗でもOKですが、濃茶は無地を使用します。
お手前をするための竹製の道具。流派によって竹の種類や形状が変わります。
お茶を点てる方が使う茶碗を清める物で、濡らして絞り、たたんで茶碗の中に入れておきます。