座り方

表千家
片足を引かないように、自然に両足を揃えて。
武者小路千家
片足を前に出し、上体を沈め、後ろの足のひざ、出した足の膝の順に座ります。
片足を引かないように、自然に両足を揃えて。
片足を前に出し、上体を沈め、後ろの足のひざ、出した足の膝の順に座ります。
男性は安定する広さ、女性は拳1つ入る程膝を開けて。
左足の親指が上になるように親指同士を重ねます。亭主は両膝の上に、お客様は手を重ねて膝の上に置きます。
男性は拳2つ分、女性は拳1つ分膝を開けて。
男性は拳を横に、女性は拳を縦にしたくらい肘を開き、亭主は自然に指を揃えて膝の上に、お客様は右手を上にして手を組み膝の上に置きます。
男性は拳1つ分膝を開き、女性は膝を開かず正座します。
後ろに重心をかけるように背筋を伸ばし、つま先は親指同士が軽く触れる程度。
亭主は両膝の上、お客様は左手を上にして組んで膝の上に置きます。
男性は両手を20㎝ほど、女性は7〜8㎝ほど開けたハの字に両手をつきます。
30度くらいの角度に体全体を自然に曲げます。
両手を膝の前で軽く合わせ、軽く指先を畳につけて背筋を伸ばして、お辞儀します。
このとき左手が前になるように両手を合わせます。
立ち上がったときに両足が揃っているのが表千家。
膝頭に両手をのせて、両足や体がゆれないように腰を浮かせてゆっくりと立ち上がります。
膝に両手をあて、つま先をたてます。おしりをかかとにのせ下座側か、右膝を立て、立ち上がりながら両手をおろし、まっすぐ立ちます。
立ち上がったときに右足が少し前になります。
両つま先を同時に立て、かかとにおしりをのせ片足を前に出し、立て膝をしてかかとに重心をのせて安定させます。上体を突き上げるように立ちあがり、その後足を揃えます。
お茶を点てる亭主の補佐をして、お茶会のお手伝いをする半東。
あまりお茶室でのお茶会になれていない方も、半東だけは覚えておきましょう。
1 | 亭主がお茶を点てている間、そちらを見ながら静かに待ちます。 |
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2 | 亭主の点てたお茶を持って、半東がお客様の正面の畳の縁の外に茶碗を置きます。 | 3 | 半東が「どうぞ召し上がれ」の意味を込めてお辞儀しますので、お客様も「頂きます」の意味を込めて両手をついて会釈します。 |
4 |
半東が移動したら茶碗を畳の縁の内側に移動させ、「お先に頂きます」の意味を込めて下座に座るお客様に会釈をします。 「お先に頂戴いたします」と声をかける流派もあります。 下座のお客様が挨拶されたら、上座に挨拶する必要はないので両手で茶碗を持ってまた戻します。 |
5 | 茶碗を正面に戻したら、両手をついて亭主に会釈します。 流派によっては「お手前頂戴いたします」と亭主に声をかけます。 |
6 | 茶碗の下に左手、横に右手を添えて持ち上げ、軽く会釈。 茶碗の正面を避けるために右回りで茶碗を回します。 |
7 | 2口半から3口で飲みます。流派によっては一口飲んだ時点で会釈します。 |
8 | 飲み終わった茶碗を左手に載せたまま、小茶巾か右手の親指、人差し指を使って飲み口を拭き取り、指は懐紙で拭きます。 |
9 | 空の茶碗を回し、半東が座る方向に茶碗の正面が来るようにして正面の畳の縁の外に茶碗を置きます。 半東がとりにくるまで静かに待ちます。 |
10 | 半東が「お下げいたします」という意味を込めて会釈してくるので、お客様は「お願いいたします」の意味を込め、畳に手をついて会釈します。 |